ICT&STEAM
STEAM教育
世界が求める「STEAM女子」を育成
iグローバル部では、人生の可能性を広げる進路サポートの一環として、近年注目されているSTEAM教育を行います。それは「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Art(芸術・創造力)」「Mathematics(数学)」の頭文字を取った教育分野の総称。ICT化が進むビジネスの現場やAIを活用する社会で活躍できる、論理的思考力を持つ人材を育成する授業が、カリキュラムに組み込まれています。
身近なテーマからサイエンス学習(大学での授業)
麻布大学の生化学研究室の協力を得て、遺伝子組み換え実験や実験を年に2回行っています。大学の実験室で大学の先生や学生の皆さんの指導をうけながら、本格的な実験と遺伝子にまつわる様々なテーマでのディスカッションとポスタープレゼンを行います。より深い学びを求める生徒に最適です。(希望制)
「ゆめちから」小麦栽培研究プロジェクト【2023年 実施】
iグローバルでは、放課後サイエンスクラブの活動として、小麦栽培研究プロジェクトを行っています。
小麦の栽培:プランターの設置から始まり、潘種後に与える肥料の量や与え方、時期についていくつかのパターンに分け、観察を続け、最終的にはより多くのタンパク質を含む小麦を収穫できることを目指します。それ以外にも小麦の成長に応じたミッションがあり、それらをクリアしながら研究を深めていきます。サイエンスクラブの部員で毎週記録をつけて、小麦の成長を見守ります。
小麦を収穫:無事に育った小麦を収穫しました。収穫後にはおいしいパンを作ることを計画しています。パン作りの工程でも、酵母・発酵のしくみ(生物)、焼き加減(化学)、加熱による味の変化(化学)など調理方法以外にもサイエンスを学ぶことができます。
このように小麦を栽培する課程で、作物の特性を研究したり(生物)水・肥料のあげ方、土壌の性質などを分析・考察したり(化学)光のあて方・角度などを工夫する(物理)など、STEMAM分野を幅広く学びます。
収穫後の小麦の測定では「数学」をツールとして使います。
英理ファーム(農園)での野菜・果物栽培
小麦以外にも野菜や果物を栽培しながら、生物・化学・物理・数学・アートなど教科を横断してSTEAM分野を学んでいます。
袋の中でトマト栽培:まず初めの農作物として「トマト」を栽培しています。
英理ファームで複数の農作物を栽培:校内の土地を「開墾」して、野菜・果物を栽培します。
プログラミングを学んで、社会の課題解決に役立てる
これからの情報化社会、AI時代においては、文系理系に関わらずプログラミングやAIについて基本的に理解していることが欠かせません。
本校では授業でPythonなどのプログラミング言語を学ぶことに加え、希望者が世界中のアート・デザイン分野で広く使われているProcessingを元にしてつくられたプログラミング言語p5.jsなどの言語の基礎を学び、コンピュータで表現したいものを自由に創造します。
さらにここで学んだスキルを、世の中の課題を解決するために活用し、地域や国~世界の問題解決に貢献します。
「アプリ」の制作や「3Dプリンター」を使った活用(希望者)
STEAM教育で習得した知識、スキルは、授業外のさまざまな活動へ発展させることができます。スマートフォンの新しいアプリ制作を行ったり、3Dプリンターを使ってユニークなものを作成し、社会に役に立つものを作成するなどの社会貢献活動にもつなげます。英理iグローバル部は創造~・表現の場でもあります。また希望者は外部のコンクールやコンテストなどに積極的に挑戦しています。