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理事長・校長日記iグローバル部

歴史上の大変な転換点で

誰もが予想していなかったような形で2020年度が始まりました。

世界はこの20年ほど、急速にグローバル化、デジタルトランスフォーメーション(DX、コンピュータなどを活用したデジタルテクノロジーの急速な進化で私たちの生活・ビジネスの進め方の多くが変わっていくこと)が進みましたが、その世界中がコロナウィルスの感染拡大という危機によって大きな転換点を迎えています。

本校も、政府の要請や在校生の皆さんの安全を最優先にするため、3月から「休校」を余儀なくされています。学校という「場」で、通常の授業などの教育活動を行うことができないという状況は、近現代の歴史の中でもきわめて異例のことです。我々が今直面しているのは、まさに未曾有の状況、歴史上の大きな転換点だとも言えるでしょう。

このように、物理的な人の行き来は大きな制限が生じていますが、世界中の「情報」「お金」などのグローバルな流れが止まっているかというと、そうではありません。デジタルのテクノロジーがこれまでの「物理的な移動」の補完をしています。そして、世界的なパンデミックの流行がきっかけではありましたが、テクノロジーの力をここまで活用せざるを得ない状況が生まれました。これは、今後の社会の在り方にも影響を及ぼすと考えられます。

コロナウィルスの感染拡大を防止するために生きること、またその後の社会を生きていくには、まさに「正解の見えない状況の中で、自分から学び・考え・行動することや、デジタルの力を活用すること」が不可欠であるように感じます。

そのために、私たち教職員も生徒の皆さんも、自分から学び続けること、社会で・世界の状況を自ら把握しておくこと、そしてデジタルを活用する力をつけておくことがかつてないほど需要だと思います。

歴史上の大変な状況におかれている今、そのようなことを胸に刻みながら生徒の皆さんの教育のためにまい進したいと考えています。

在校生の皆さんも、ぜひ一人でも多くの生命を守るために「#StayHome」を守って頂ければと思います。皆さんの安全・健康を心から願っています。そして、一日も早く学校でまた皆さんにお会いできればと思っています。