理事長・校長日記iグローバル部
面白いって…
秋は学校説明会シーズンです。生徒たちだけでなく私も含め、中学生や保護者の皆様の前でお話させて頂く機会がかなり多くあります。
そんな自分が、この時期いつも思っていること・・・それは
「次回のプレゼン、まだできてない。助けて!」
せっかく学校にまで来てくださった中学生や保護者の皆様に、
「来て良かったな、話を聞いて良かった」
と感じて頂ける内容にどうしたらできるか・・・といつも悩み、迷い、考えています。ですので、一度考えたストーリーで完成ということはなく、いつも「もっと良いプレゼンにするために、何かできることはないだろうか」と考え続けています。
そんな私が書店でたまたま目にしたこの本を、読まないという選択肢はありませんでした。↓
私の心の中の叫び、全部ここに書いてある!?
・・・というほどドンピシャなタイトルの本は、博報堂のコピーライターの方が書かれたものでした。
自分の悩み(より面白い、より良いプレゼンは、どのように作れるだろう)に対して「劇的な効果のある方法」が書かれているのかな、書かれてるといいな・・・と思いながら、あっという間に読み進めました。
さすが、コピーライターさんが書かれているだけあって、本当に読みやすいし、グイグイ引き込まれる展開です。
しかし、読み進めるうちに分かったのは・・・
*コピーライターという短い言葉で人を惹きつけることを仕事にされている方でさえも、面白いコピー、人の記憶に残るコピーを作るためにもがき苦しんでいる
*面白いプレゼンを完成させるために、これという劇的な方法は無い・・・(!)
ということなんです・・・。ただ、やはり「そうだよね」と思うことも強調されていて
「”面白い”とは”似ていない”こと。」(126ページより引用)
「自分の身の回りに起こった具体的なエピソードを書くことで、自分の正直な気持ちを書くことで、人とは違う視点を見つけられると思うのです。」(198ページより引用)
「良い文章や良いコピーは、正直に自分の思いの丈を全部書いてみることから全てが始まり、その先にしかないのではないかと思うわけです。」(199ページより引用)
自らの思いを正直に語り、他の人には語れないことを語る。それがやはり大事なんだよね、と改めて感じました。
生徒たちのプレゼンを見ていたときに同じようなことを彼女たちに伝えてきたのですが、自らにも改めて問いたいと思いました。
それで、本当に私のプレゼン、面白いんですか?!と・・・。
(明日の説明会で皆さまにお会いできることを楽しみにしております・・・プレゼンはまだ改善中ですが・・・)