理事長・校長日記理事長・校長日記理事長・校長日記iグローバル部キャリア部
その人に会いに、一歩踏み出す
皆さんは、
「あー、あの人に会って、話してみたいな」
と思った時、どのように行動しますか?
今日、生徒たちと話をしていたところ、彼女たちが ”アッパレ!”と感じるような、一歩踏み出す力を持っていたので、ぜひそのことをこの場でも紹介したいと思います。
2人の1年生が、こんな話をしてくれました。
「去年、中学生だった頃、学校説明会でアンバサダーとして話をしていた先輩の〇〇さん(→具体的に”この人!”と思っていたそうです)が凄いな~、あんなふうに話を出来るなんて!と思っていたんです。入学してから、学校内でその先輩と接することがあったので、思い切って
あの時に、アンバサダーとして話をしてくれた方ですか?私は、そのお話を聞いて入学したいと思いました。
って自己紹介しに行きました。それからは知り合いになって、話をするようになりました、声をかけるときにはめちゃくちゃ緊張したんですけど・・・。」
とのこと。
本校に入学してきた生徒たちから、”学校説明会で会った先輩たちに憧れて、私もあんな風になりたいと思いました”という話はよく聞くことがあるのですが、実際に入学した後、このように直接会いたかった人に一歩踏み出して話しに行くという生徒がいたことは驚きでもあり、とても嬉しかったです。
生きて行く上で、自分から一歩を踏み出すことはとても大事です。”こうしたいな” とか “あの人に会いたいな”と思っても、”でも、そんなの無謀、私には無理。きっとできない”などと否定的な考えで一歩を踏み出せないことのほうが多いように感じるのです。
恥ずかしい、緊張する、失敗するかもしれない、他の人にどう思われるだろう・・・などという可能性を閉じてしまうマイナスの感情を脇に置いて、こうして一歩を踏み出せる生徒たちがいるということがとても心強いです。素晴らしい力だと思います。
私は小さい頃から、親に
「ダメ元」
という精神を叩き込まれて育ちました。もともとダメなんだから、やってみてダメでも当たり前。でも、万が一の確率でダメではなく出来る・実現することもあるかもしれない、だからやれ!というのが父の口癖でした。(いつも挑戦しないことがあると怒られてばかりだったので、しまいには恐怖観念から・・・なんでも「やります!」と行動してしまうようになってしまいました。)
小さい時は、なんでいつもこういうことで怒られなくてはいけないの?と思っていましたが、今になってみれば、こうしたクセがついてしまったことは人生の様々な可能性の扉を開けるきっかけになったと感じています。
今日の在校生が見せてくれたような、一歩踏み出す力を、ぜひ多くの皆さんに身に着けてほしいですし、そうした姿勢を私は応援し続けたいです。