朝一番で「TOEFL受けましたか?」

私は毎朝、生徒たちの登校時に正門のところに立っていますが、今朝はそこで数人の生徒たちが（校舎の昇降口ではなく）私に向かってまっすぐ歩いてきて、こんな質問を。

「先生、TOEFL受けましたか？先生、海外の大学院を出てるって聞いたので。」

朝一番の、一言目に突然TOEFLの話が出てきたのが、何かおかしかったです・・・さすがに私が驚いていたのが伝わったのか、そのあとに

「あ、おはようございます、あ、私、〇年〇組の〇〇です。」

と、明らかに順序が逆？という言葉が連なっていきました。（←「ええ、存じあげてますよ。」と生徒に伝えました…（笑））

朝の登校時に友人同士で話をしていて、その流れでちょうどいい場所に立っていた私に質問が来たのでしょう。

「TOEFL（遠い目）・・・受けたよ、もちろん。ただ、大学院留学の前に、学部の時にも留学したから、その時に受けたのが最初かなぁ。」

「TOEFL、難しいですか？何点でしたか？」

「私が受けたのはね～、大昔すぎて、まだ紙ベースの試験だったんだよね（ふたたび遠い目）。だから、今のTOEFLとは違うスコアが出てた。」

「いいなぁ～わたし、ペーパー試験のほうがいい！」

「ペーパーベースの試験だと、みんな同じ問題冊子を渡されて、それを解いていけばいいんだけど・・・。あ、そうだ、思い出した、大学院受けるときにも、やっぱりTOEFL受けたかもしれない。そのときにはiBT(Internet Based Test)になっていて。iBTって恐ろしいんだよね・・・最初の数問でできるとレベルの高い問題が出てきて、逆にできないと優しい問題になってスコアも伸びないっていう・・・」

「怖い・・・TOEFLって難しいですか？」

「そうねー、TOEFLって英語の量も多いし、英検とかTOEICとは全然違う単語などが問われるから、英語で小中高の勉強をしていない私たちにとっては難しいかな・・・。例えば物理、化学、生物、地学、歴史などのいわゆる中高の”教科書で勉強する内容”に関する英語がたくさん出てくるの。単語なども知らないから、その意味で難しいよ。でも、海外で（特に大学や大学院で）勉強していこうとするなら、TOEFLの勉強はとても大事。」

と伝えると

「頑張ります！！！」

と、校門前を去って行きました。

突然の質問ではありましたが、生徒たちのやる気を感じました。頑張ってください！