理事長・校長日記理事長・校長日記キャリア部
先生に謝らなくてはいけないことが…~桃の節句を前に~
今日は3年生の卒業式予行でした。来週はいよいよ卒業式本番!3年生に会うのももう月曜日で終わりかと思うと寂しくなりますが、ぜひ佳い卒業式にしたいですね。
さて、その3年生たち。卒業アルバムをもらって、友人や先生たちに色々メッセージを書いてもらっています。今日は私のところにも多く生徒たちが訪ねてきてくれたのですが・・・アルバムを手にした3年生集団の一人が突然
「先生・・・まずは謝らなくてはいけないことがありまして・・・」
「え?!何!?」
と緊張感の走る一瞬。
「実は、さっき廊下を歩いていたときに、私、これにぶつかって折ってしまったようなんです。」
と言う彼女が手にしていたのは・・・
校長室前に飾ってあったお花の中の「桃」の枝一本。消え入りそうな声の生徒でしたが・・・
「みなさん!後学のためにぜひ知っておいてほしいの。
この枝って、どのようにしてあの形になっていたか分かる???
実は花器の下のほうに、剣山(けんざん)というものがあって、そこにこの枝がさしてあっただけなの。
だから〇〇さんが枝を折ってしまった、のではなくて、ちょっとその枝に身体がふれて、さしてあった枝が”はずれてしまった”だけなのよ。
だから、そんなに恐縮しないで大丈夫!でも、そうやって正直に報告してくれたのは素晴らしい。」
と伝え、さらに
「せっかくその枝、持ってきてくれたんだから、剣山にさし直しに行きましょうよ!」
ということで・・・
無事、桃の花は剣山に戻していけ直しました(👏)
来週月曜日は桃の節句、卒業式本番です。