情報デザインコース

ICTを活用して身の回りの情報をデザインすることを学び、
美術・デザイン系への大学へ

module_mix_caption

社会の多くの場面で求められるデザイン力を身につけ、美術・デザイン系への大学進学を目指すコースです。

【3年間の学びのポイント】

  • 1年、2年生では一週間の授業の約2/3の時間で一般科目を、約1/3の時間で専門科目を学習します
  • 専門科目ではデザインの基礎、コンピュータ―の知識・活用方法、情報の収集・活用方法を学び、プロと同じような平面や立体の作品制作に挑戦します
  • 3年生では“受験に必要な一般科目を学ぶ”または“専門科目を深く学ぶ”のいずれかを選択することが可能です

カリキュラム(2025年度 入学生対象)

  • 下線は学校設定科目
  • 歴史特論(世界史特論・日本史特論)

学びの特徴

プロも使用するツール(ソフト)を活用し、デザインを基礎から学習

module_mix_caption

1年生はデザインの基礎を中心に学びます。また、デザインのプロが現場で使用するデザインソフト『Illustrator 』『Photoshop 』の使い方も学習します。デザインの基礎とデザインソフトを活かして、プロと同じように作品を創ります。

ポスター、パッケージ、アニメーションなど様々な作品をデザイン

2年生では“ パッケージデザイン”や“ポスター制作”などに挑戦します。「誰に」「何を」伝えるかを具体的にイメージした作品づくりを行います。
また、平面デザインだけでなく、写真、アニメーション制作や動画など様々な種類の表現方法を学びます。

一般受験に向けて受験科目を学習

module_mix_caption

情報デザインコースの専門を活かして、一般受験で情報・理数系の大学学部などに進学を希望する場合は、数学を選択して、受験や大学での学習の準備を行います。

高度な作品制作に挑戦し、ポートフォリオも制作

1、2年生で学習した美術の基礎や、デザインソフトのスキルを活かして、3年生ではより高度な表現に挑戦します。3年間の作品を1冊の「ポートフォリオ」にまとめて、学校型推薦・総合型選抜入試などに活用することも可能です。

3年間の学び

1年生

デザインの基礎やソフトの活用術を習得

専門科目では、デザインの基礎を中心に学びます。デザイナーが仕事現場で使用する『Illustrator』『Photoshop』の使い方も習得し、グラフィックデザイン作品の制作に取り組みます。

2年生

アニメーションやCGの表現方法も学習

さらに2年生の専門科目では、商品のパッケージデザインやPR用ポスターの制作などに挑戦。アニメーション、プログラミング、動画など、さまざまなカテゴリーメディアの表現方法も学びます。

3年生

ハイレベルな作品制作 or 大学受験科目を学習

より高度なデザイン表現に挑戦し、年間の作品を1冊の「ポートフォリオ」にまとめます。情報・デザイン系の大学学部などに進学を希望する場合は、受験に必要な準備を行います。さらに実践的なグラフィックデザイン・アニメーションについても学びます。

コース共通科目

情報デザインコースの取り組み

学園祭パンフレットの「デザイン担当」

学園祭パンフレットやポスターのデザインを担当することもできます。デザインソフトを活用して、デザイン~印刷までを担当します。ポスターは神奈川県内の中学校にお送りしたり、パンフレットは数千名の学園祭来場者に配布します。学んだスキルを実際に役立てることのできる取り組みです。

女性の生き方(キャリア)を考える「総合的な学習の時間」

module_mix_caption

女性の生き方を知り、自分なりの生き方(キャリア)を考える。-それがキャリア部の「総合的な学習の時間」です。例えば、「Webデザイン」の仕事に興味がある場合、インタビュー等を通して、その仕事の特色や課題について考えます。それらをふまえて、自分のキャリア設計につなげていきます。

 

3年間の集大成 卒業制作展

情報デザインコースでは3年生の3学期に卒業制作展を開催します。3年間のポートフォリオや作品を展示します。

 

 

生徒作品 ギャラリー

1年生 作品

2年生 作品

3年生 作品

在校生・卒業生の声

在校生の声

M.S.さん 情報デザインコース 2年

Q1.英理女子学院キャリア部に「入学した理由」や、在籍するコースを「選んだ理由」を教えてください。

元々中学生の時からデザイナーに興味があり、その時に英理を見つけました。デザインや美術の授業などのカリキュラムの充実さ、 自分の進路に向けて選択科目を決められる事に惹かれて入学しました。

Q2.「コースでの学び」で養われたと感じる能力、面白い・役立つと感じた授業や活動について具体的に教えてください。

デッサンやデザインも難易度の高いものが多いので、それらの制作を通して自分で考える力が身につき想像力を膨らませて最初から最後まで人と被らないような作品を作れるようになったと思います。また1人でやるのではなく、仲間と評価しあって制作を行うことでお互いに新しい事を発見できていると思います。

Q3.先生や印象に残っている指導やアドバイスについて具体的に教えてください。

英理の先生方のいい所は良いも悪いもはっきり言って下さるところだと思っています。それは悪い意味ではなく、良い所と悪い所をどちらもあげた上で適切なアドバイスを助言して下さるおかげで、改善点を見つけることができ、より良い作品に作り上げることが出来ています。

Q4.入学前と現在の自分と比較して「成長したと感じること」は何ですか?  また、成長を実感した「体験やエピソード」についても具体的に教えてください。

これはコースとはあまり関係無いかもしれませんが、私は昔から人前で話す事が苦手でしたが授業外で活躍できる場が沢山ある事で、そういったことにチャレンジする機会が増えたと思います。 特にアンバサダーでは司会を務めたり、学校案内などの仕事がありましたが、数をこなしていくこと でだんだん自信を持ってあまり緊張せずにできるようになりました。これが入学前と後での1番大きな 成長だと実感しています。

Q5.卒業後はどのような「進路」に進みたいですか?「将来の目標や夢」があればあわせて教えてください。

高校で学んだ事を活かして卒業後デザインの専門に進みたいと思っています。 そして専門卒業後は、最初はまずデザインの企業に就職し経験を積んで、いつかは独立して グラフィックデザイナーになりたいと思っています。すぐには叶えられなくても、高校生活と同様精一杯努力していつか叶えられるように頑張りたいです。

卒業生の声

美術の面白さ・素晴らしさを伝えたい

Q1.進学した大学・学部学科について、「志望理由」と「今後の意気込みや目標(得たい能力や体験、卒

2023年度 卒業 Y.S.さん 女子美術大学 美術学科 在学中

業後の仕事・就職先など)」を聞かせてください。

私がこよなく愛する美術の面白さを、もっと身近に感じてほしいと思ったことがきっかけです。 そのためには、美術を面白いと思えるような気付きを与える存在が必要だと考えました。昔から「伝えること」を得意としていたこともあり、美術教員の育成に力を入れている女子美術大学の美術教育専攻を志望しました。 幅広く様々な技法を学べるカリキュラムが組まれているので、たくさんの表現方法を取り入れ、自分の作品に影響させていきたいと思っています。 また、大学の図書室を利用して私の大好きな美術史への理解もどんどん深めていきたいです。 卒業後は教員として、世界は美術でもっと面白くなるということをたくさんの世代に伝えていきたいです。

 

Q2.進学や成長する上に役立ったと感じる学び・活動・体験など、   あらためて感じる「英理女子学院の魅力」について具体的に教えてください。

情報デザインコースでの専門的な授業を通してとても成長を感じました。基礎であるデッサンをはじめ、オリジナル絵本の制作やカレンダーデザインなど……「やったことはないけれどやってみたい」が実現できる授業がたくさんあるのが魅力だと思います。 また、学校説明会のアンバサダーや部活動での経験では、主体性が育てられました。 どちらも必須の活動ではないからこそ、自分で考えて行動しなければ何もできません。挑戦した分もちろん失敗も経験しましたが、その度に友達や先生方が支え励ましてくれたこともあり、3年間続けることができました。

 

Q3.読者である受験生に対して、アドバイスやメッセージをお願いします。

何かと不安の多いことばかりかもしれませんが、必死に悩んでたくさんの経験をして、自分が成長できると思う高校を選んでみてください。 この高校には、成長のチャンスがたくさんあります。やってみようと思えば、あなたの勇気に応えてくれる人もたくさんいます。 私にとって英理女子学院は、自分にできることは、自分が思っているよりもたくさんあると思える場所です。

担当教員からのメッセージ

目に見えないものに姿を与えて、人と人を繋ぐ、心と心を結ぶ力が、あなたにはある。

美術科教員 赤塚朋子先生

情報デザインコースは、イメージを形にする力を磨いていきます。形のない「感情」や「感覚」を形にする力は、モノとヒト、人と人を繋ぐことができるコミュニケーションの力です。デザインとアートを通じて、あなたの世界を、ここ英理で育てていきましょう。

表彰

情報デザインコースでは毎年「海の日ポスターコンクール」に参加しています。今年は本校の3年生・髙野さんの作品が入賞しました。

このコンクールを主催している公益財団法人 日本海事広報協会のホームページでも、受賞作が紹介されています。こちらもどうぞご覧ください。


コース一覧へ戻る