ライフデザインコース

衣食住など生活に関わる分野を実践的に学んで
服飾・食物・保育系への大学へ

module_mix_caption

ファッションやフード分野を実習中心に学び、服飾・食物・保育系への大学進学を目指すコースです。

1年生ではファッション造形基礎、フードデザイン基礎など家庭科の基本的な科目を学び基礎力を身につけます。

2年生から、ファッション専攻とフード専攻にわかれ、それぞれ特化した科目を実践的に学びます。

進路の希望によって3年生では大学の受験科目または、家庭科専門科目を選択することが可能です。

【3年間の学びのポイント】

  • 1年、2年生では一週間の授業の約2/3の時間で一般科目を、約1/3の時間で専門科目を学習します
  • 専門科目では衣食住など生活に関わることを広く学びますが、“フード”または“ファッション”いずれかの専攻をより深く学びます
  • 3年生では“受験に必要な一般科目を学ぶ”または“専門科目を深く学ぶ”のいずれかを選択することが可能です

カリキュラム(2025年度 入学生対象)

  • 下線は学校設定科目
  • 歴史特論(世界史特論・日本史特論)
  • 複数の科目が並んでいるものは選択科目です。

学びの特徴

実践的に学ぶ調理やファッションの基礎

module_mix_caption

調理実習・ファッション製作を基礎からしっかり学びます。ミシンや包丁を触ったことがない生徒でも一から学ぶことができるので心配ありません。2年生からはファッション製作を主体とした「ファッション専攻」、調理を主体とした「フード専攻」に分かれて、より専門的に学習します。

3年生 学んだスキルを実際に表現する「ファッションショー」や「食事のおもてなし」

ファッション専攻の生徒は、文化祭で「ファッションショー」を企画・運営します。テーマに基づいて、自ら衣装をデザイン・製作・披露します。フード専攻の生徒たちは文化祭でテーマに基づいて大量調理を行い、当日提供をします。

ファッションショー

ファッションショーに関わる全てのことを生徒自らの手で作り上げます。
テーマやデザインなど、1・2年次に学んだことを応用して製作し、本番に向けてウォーキング練習などを行います。

  • 観る人に何を伝えたいか、どんなファッションショーにしたいかを考え、テーマを決定します。テーマに基づき、シーンのテーマを決定し、デザイン画を考えます。
  • デザイン画をもとに、採寸、作図をし、仮縫い後、縫製を行います。
  • シーンに合わせた音楽や演出、照明を考え、ポージング・ウォーキング練習を行います。
  • 当日配布するパンフレットやショーのオープニングムービーも素材を集め制作します
  • 舞台映えするヘアメイクを研究し、当日も自らヘアメイクを行い、本番を迎えます。

食事のおもてなし

お客様に喜んで頂ける食事を提供するために、生徒たちが自ら考え調理します。1・2年次に学んだ基礎をもとに展開していき、お客様に提供する食事のコンセプトを考え、試作を重ね、グループに分かれてプレゼンテーションを行い、よりよいものを目指します。

  • お客様に提供する心構えとコンセプトを考え、グループごとにプレゼンテーションを行い、話し合いを重ねていきます。
  • 価格調査や栄養バランスを考え、食事内容を完成させます
  • 学校内で試食会を行い、事前に評価してもらいます
  • 頂いたフィードバックをふまえて、食事内容を見直し、完成させます

3年間の集大成「フード・ファッション分野の追求」

module_mix_caption

フード・ファッションに関することについて、1・2年次に学習した内容をより深く追求することや、新たな分野について学ぶために、自ら題材を見つけ、研究や制作をし、展示を行います。

一般受験に向けて受験科目を学習

module_mix_caption

一般受験などで大学などに進学を希望する場合は、受験科目を組み合わせて選択し、受験準備を行います。

3年間の学び

1年生

ファッション・フードの基礎を学習

基礎を実践的に学びます。一から学ぶので、ミシンや包丁を触ったことがなくても安心です。被服分野・食物分野の基礎を実習を通して身につけます。

2年生

基礎をベースに専門性を学ぶ

ファッション専攻では、ブラウスやワンピースのデザインから作図、縫製を行います。フード専攻では、行事食や四季折々の調理実習だけでなく、献立作成からテーブルコーディネートをトータル的に学習します。

3年生

興味の追求 or 大学受験科目を学習

ファッション・フードを追求する「実践」・「研究」or大学受験科目を学習し、3年間の集大成として、ファッションショーや食のおもてなしを学ぶ「実践」の授業や、ウェディングドレスやおかしの家などファッション・フードに関わるかを自ら設け取り組む「研究」の授業があります。

ライフデザインコースの取り組み

子どもを理解する「保育基礎」

module_mix_caption

「保育基礎」の授業では幼少期の子どもの発達を実習を行いながら学び、保育の楽しさを感じることができます。

本校には附属幼稚園があるため、「保育基礎」の授業で学んだことを活かし、ボランティア活動などを通して子どもと触れ合うことができます。

女性の生き方(キャリア)を考える「総合的な学習の時間」

module_mix_caption

多くの女性の生き方を知ったうえで、自分なりの生き方(キャリア)を考える。
ーーそれがキャリア部の「総合的な学習の時間」です。例えば、「食物関連」の仕事に興味がある場合、インタビュー等を通して、その仕事の特色や課題などについて考えます。自らの生き方を考えるための土台を築きます。

ギャラリー

1年生

2年生

3年生

その他のファッション専攻・フード専攻の作品

ライフデザインコース(ファッション製作と料理)

在校生・卒業生の声

在校生の声

困っている時に助けてくれる親身な先生たちのおかげで勉強が好きに!

K .M さん ライフデザインコース 3年

Q1.英理女子学院キャリア部に「入学した理由」や、在籍するコースを「選んだ理由」を教えてください。

教室や自習室などの設備が整っているところと、校内のデザインや綺麗さに惹かれたからです。また、私は料理をすることや製作するのが好きなので一年生から座学だけでなく実習も行いながら料理やファッションについて深く学べるのは楽しいだろうなと思い、ライフデザインコースとして英里女子学院キャリア部に入学しました。

Q2.「コースでの学び」で養われたと感じる能力、面白い・役立つと感じた授業や活動を具体的に教えてください。

一年生の頃に学んだフード基礎では出汁の取り方や野菜のさまざまな切り方など、基礎的な知識を理由と一緒に細かく教えてくれるため、家で料理をする際になにが大切なのか、なにをすればもっと美味しくなるのかが理解できるようになり、学んだ知識を活かせて作れる料理も増えていったため料理をするのが楽しくなりました。

Q3.印象に残っている指導やアドバイスについて具体的に教えてください。

中学まで全ての教科が苦手で勉強があまり好きではなかったのですが、どの教科の先生も分からなくて困っていると私が理解するまで、そして最後は自分で解けるようになるまで親身に寄り添って下さるので、分からないところをそのままにしないでまずは質問しに行こうと考えるようになり、勉強するのが嫌ではなくなりました。

Q4.入学前と現在の自分と比較して「成長したと感じること」は何ですか?また、成長を実感した「体験やエピソード」についても具体的に教えてください。

ライフデザインコースでファッションについて学んでからは、初めはミシンの使い方や布の種類や特徴などなにも知らない初心者状態だった私が、今ではこれまで学んだことを活かしながら型紙やデザイン、どんな布の生地を使用したらテーマに合うのかなど全て自分で考え、自分の力で服を製作することが出来るようになりました。

Q5.卒業後はどのような「進路」に進みたいですか?「将来の目標や夢」があればあわせて教えてください。

私の将来の夢は動物と関わる仕事に就きたいと考えています。まだなにをするかは明確ではないのですが、犬や猫の服の製作や、大型動物から小型動物まで幅広い範囲で、栄養がバランスがきちんと取れる献立やご飯を考えるなどのライフデザインコースで学んだことを活かした進路もいいなと考えています。

 

卒業生の声

自分を信じて、未来の可能性を広げる。英理での成長と挑戦!

H. I. さん 2023年度 卒業生 東京家政大学 栄養学科 在学中

Q1.進学したor進学予定の大学・学部学科について、 「志望理由」と「今後の意気込みや目標(得たい能力や体験、卒業後の仕事・就職先など)」を聞かせてください。

教員育成に力を入れていて、長い歴史と高い実績のあるというところに魅力を感じたのと多くの資格、免許が取得できるから 栄養士の資格と家庭科の教員になりたいと思っているので家庭科の教員免許を取得したいと思っています。 また、大学でのさまざまな行事にも積極的に参加して多くの経験を積み重ねていきたいと思います。

Q2.進学や成長する上に役立ったと感じる学び・活動・体験など、あらためて感じる「英理女子学院の魅力」について具体的に教えてください。

多くの人と関わることで私は、この3年間で成長できたと思います。わたしは、部活動、委員会活動、学校説明会、などに参加 して多くの人と関わってきました。その中でさまざまな人がいてさまざまな考え方があることを実感することができ人と関わる ことの難しさを改めて知ることができたため私にとって多くの人と関わることが自分か成長するうえでとても役に立ったと思い ます。 英理女子学院の魅力は、色々な経験をすることができることだと思います。ライフデザインコースでは、3年次に大量調理や、 ファッションショーを行うとても貴重な経験をさせて頂いたなと思いました。また、そんな経験ができる高校は、なかなかな いと思うそこが魅力だと思います。

Q3.読者である受験生に対して、アドバイスやメッセージ、英理女子学院のレコメンドをお願いします。

私は、もともと前に出ることが苦手で人と関わることもあまりしてこなかったのですが高2の時に学校説明会に出たことで自分を変えることができ、将来の夢を持つことができました。今の皆さんは、これからの未来に不安を抱えてる人も多いと思いますがちょっとしたきっかけでも自分を変えることができると思います。自分を信じて頑張ってください。

 

担当教員からのメッセージ

好きなことを楽しく学びましょう!

家庭科 矢吹 智美先生

ライフデザインコースでは、「楽しい」「好き」を専門的に学習していきます。知識や技術を身につけるだけではなく、家庭科の学習を通して新たな自分を発見することができます。目標が定まっている人も学習をより深めていくことができ、進路選択の視野も広がります。また、フード・ファッションの各専攻に分かれることで、さらに専門的な知識・技術を高められます。本コースでしかできない学びがここにはたくさんあります。想像(創造)が「かたち」になる魅力的な学びを一緒にしていきましょう。


コース一覧へ戻る