理事長・校長日記iグローバル部
世界の事例から学ぶ
今年もあと数日で終わろうとしていますが、来年4月からスタートする「英理女子学院高等学校」の教育に向けて、準備を進めているところです。
これからの時代の教育を考えるうえで、日本の外の・海外の教育からも学ぶことは多いと常に感じています。iグローバル部の説明会でご登壇いただいた女性の方から「イスラエルでの教育」についてうかがったこともありましたし、今は「エストニアの教育」についても学んでいます。
エストニア???
と思った方もいらっしゃるかと思います。
エストニアは、ロシアとヨーロッパの境目にある小さな国です。1991年に旧ソ連から独立した国で、国の面積は九州と同じくらい、人口は130万人程度(福岡程度です)のエストニアは、実はスゴイ国だと世界中から注目されています。
これといった資源(石油など)があるわけでもなく、人口も少ないこの国は、実は最先端のテクノロジーを使った電子政府(役所の手続きなどがオンライン上で非常に簡単・効率的に進められる)の仕組みが整備されていたり、世界中の人が活用している「スカイプ」の技術などを生み出した国なのです。国の大きさや人口の少なさにも関わらず、新しいテクノロジー・サービスなどを生みだしているという意味では、イスラエルと似ているといえるかもしれません。
そのような国ではどのような教育が行われているのか --- 日本でも大いに参考にするべきだと感じ、今その教育についても学んでいるところです。
世界中の素晴らしい事例を学んで、これからの時代を担う皆さんの学校での生活にいかに活かすことができるか - 常に世界から学び続けることを大事にしていきたいと思っています。