理事長・校長日記キャリア部
英理女子学院高等学校 校歌のお話
1年生の皆さんは、宿泊研修も含めて、本日で英理女子学院高等学校の最初の1週間を過ごしたことになります。新しい環境で、友達はできましたか?新しい生活に少し慣れてきたでしょうか。
今日は、入学式で皆さんにお披露目した、新しい校歌について少しご紹介したいと思います。
英理女子学院高等学校の校歌を創ってくださったのは、2人の女性の方々です。作曲は富貴晴美さん。富貴さんは、昨年のNHKの大河ドラマ「西郷どん」の音楽も担当されました。若手で、大変活躍されている作曲家の方です。富貴さんに初めてお目にかかったとき、
「こんなに活躍されている方なのに、なんと気さくで親しみやすい方だろう」
と、大変感動しました。学校法人 高木学園の創立からの伝統や、これから英理女子学院がめざして行きたい方向を踏まえて、非常にスピーディーに、しかし大変すばらしいメロディーを創ってくださいました。
歌詞は、尾形真理子さんが創ってくださいました。尾形さんは、校歌の前にも、英理女子学院のキャッチフレーズ(コピー)を考えてくださった方です。私は、校歌の作詞をお願いするときに、尾形さんに輝く空のような写真を見て頂きました。そのうえで、
「こんなふうに、広い世界に飛び立っていくような前向きな印象、未来への可能性を感じさせるようなコトバが欲しいです!」
とお願いしました。そうして送っていただいた詞は、想像を上回る素敵な詞で、高木君先生の想いや高木学園のこれまで歩んできた道、これから英理女子学院が歩むであろう道などすべての想いが凝縮されています。
はじめにメロディーのデモテープを頂き、さらにそこに人の声が入り、伴奏が入り・・・と曲はどんどん進化し、そこに歌詞が組み合わさって、最終的に大変すばらしい校歌が完成したと思っています。(また、校歌にまつわるエピソードですが、先日皆さんに聞いていただいた校歌の伴奏は、坂本龍一さんが「戦場のメリークリスマス」という名曲を弾かれたスタジオの同じピアノを使われたそうです。)
富貴さん、尾形さんという、これからますます活躍されるお二人の女性と、生徒の皆さんと、この学校と。歌詞にあるように「新しい時代をしなやかに 羽ばたいて」行きたいですね。
なお、この歌詞カードは尾形さんとデザイナーの皆さまが、新入生の皆さんのために、準備してくださいました。英理の制服のイラストまで描いてくださった、世界に一つだけの歌詞カードです。ぜひ大切にしていただきたいと思います。