理事長・校長日記iグローバル部
私たちがまずはできることから
先週の学校説明会の時のことでした。
1年生の生徒が、iグローバル部の教育について説明していた際に、SDGs(Sustainable Development Goals)に対する取組みについて話をしていました。
「私は最初、世界の課題、と聞いたときに、私に解決なんてできるかなと思っていました。
でも、高校生の自分なりにできることを考えていくということが、SDGsに向き合うことだと思って、SDGsゴールの4番に関連して
“中学生が夢を持って学び生きられる社会をつくる”
というテーマで探求することにしました。」
(彼女が話していたSDGs のゴール4は”Ensure inclusive and equitable quality education and promote lifelong learning opportunities for all” 「質の高い教育をみんなに」という目標です。)
私たち一人の力では、世界の課題を瞬時に解決することはできません。でも、一人ひとりの力が重なっていけば、世の中が動き始めます。ぜひそのような意識で社会の問題に向き合って行って欲しいと思います。
なお、このSDGsには17の目標と、その17の目標の下にさらに細かい169のターゲットがあります。
17の目標は、国連で定められた英語を、日本語に直す際に、博報堂(←広告代理店)のコピーライターさんたちがボランティアで
多くの人に覚えてもらえる、わかりやすい表現にしよう
ということで、シンプルな日本語にされました。
実際に「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」・・・など一回聞いただけですっと理解できる分かりやすい言葉になっています。
一方で、169のターゲットについては、そのような分かりやすい日本語訳というものが確立されているというわけではなく、朝日新聞さんが中心となって、「若い人でその日本語コピーを作ろう」というキャンペーンを実施しています。今月末まで、皆さんがその日本語訳を応募できますので、意欲のある方はぜひ挑戦してください。(こちらからそのページを見ることができます。)