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創立113年を迎えました
2021年9月16日、学校法人 高木学園は創立113年を迎えました。
これまで本学園を支えてくださった全ての皆様に心よりお礼を申し上げます。
昨年度~今年度にかけてはコロナウイルスが猛威をふるい、教育活動も大きな制約の中で実施することになりました。これまでの学園113年の歴史の中で、このような未曾有の事態はあっただろうか、とたまに思うことがあります。そのような思いを持ちながら本学園のこれまでに目を向けると、数々の困難な状況を経てきたことが分かります。
とりわけ印象深いのは、第二次世界大戦時の君先生のエピソードです。創立から15年目、1923年の関東大震災で校舎が倒壊したその22年後に、本校の校舎は横浜大空襲で全焼してしまいます。
関東大震災後、何とか再建できたと思った校舎・学校が、22年したら再びゼロになってしまうという状況に直面したのです。
校舎が全焼して無くなってしまった時にも、君先生は
「人は皆、裸で生まれてきた。また生まれ変わった気持ちでやり直せばいい。」
と言って、前だけを見ていたと言われています。
コロナ禍の今、難しいこと・思うように進まないことは、たくさんあります。ですが、そうしたことにとらわれて後ろ向きな気持ちでばかりいると、何も物事は好転しません。君先生のように前だけを向いて歩みつづけること、そして創立以来の「信頼し得る女性、実際に役立つ女性」を育てることに、これからも邁進して行きたいと、強く思っています。
今後とも本学園への変わらぬご支援を、よろしくお願い致します。