理事長・校長日記理事長・校長日記iグローバル部
Recycle? / Upcycle?
先週の土曜日に、iグローバル部2年の生徒たちがStanford e-Eiriに参加しました。
今回もまた、担当の生徒たちが40分間、英語でSDGsのテーマについての授業を行うというスタイルでセッションが進みました。
今回担当の生徒たちが選んだのはSDGsのゴールのうちの12番:Responsible Consumption and Productionです。
地球の有限な資源をどのように消費するか、そしていかに生産活動を行っていくか、事前に国連の衝撃的なビデオ(よろしければ、ぜひこちらからご覧ください。プラスチックゴミの問題がどれほど深刻かを、感じることができます。)なども見ることが課題になっていたりして、参加していた生徒たちは「自分事」として、また「真剣に」授業のテーマについて考えているようでした。
今回授業を担当した生徒たちは、生産して→しばらくしたら廃棄→ゴミを生む、というサイクルからの脱却を目指していく必要があるのではないか、という提案を行っていました。そのために”Upcycle”という考え方を紹介していました。Recycleは一度廃棄されたものを再利用する、という概念で、ビンや紙などでよく行われています。Upcycleは、一度生産され利用されていたものを、その役割が終わったら全く別の用途に利用するという考え方です。
例えば・・・ということで、その生徒たちが実際にUpcycleした実例が紹介されていました。
これは、実際に生徒が来ていたシャツだそうですが、そのシャツを着なくなった後に、右下のようなアクセサリーにUpcycleさせたそうで…
実物を見せてもらったところ、こんな↓ものに生まれ変わらせたそうです。
アイデア・工夫次第で、単にゴミとなってしまうか、新しい価値をもった別のものになるかが変わります。
限られた資源を有効に使う、そして高校生からでもできることを実施する、とても良いヒント・アイデアをクラスに示してくれたと感じました。
高校生が、英語で40分にわたる授業を行うことは、かなり難易度が高いですが、毎回担当のチームは頑張ってくれています。テーマについての理解が深まることはもちろんですが、それ以上に難易度の高いことを「やり遂げた」という経験は、これからの人生に大いに役立つと思います。次回のチームも頑張って下さいね!