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理事長・校長日記理事長・校長日記キャリア部

高木の伝統は英理の今にも生き続ける

今日は2021年度の終業式でした。1,2年生にとって、今年度の締めくくりの一日でした。今年度もコロナ禍で、オンライン授業になったり、行事に変更が生じたり、難しい場面もありましたが、皆さんのご協力でこの日まで来ることができました。

今年度、たくさん学んだり得た経験は、ぜひ今後の人生にも活かして下さいね。

そして、今年度「本当はもっとこれを達成したかった」「ここが少し心残り」ということがある場合は、ぜひ次年度にさらに成長して行きましょう。4月からまた皆さんと英理での生活を始めることを楽しみにしています。

今日はまた、今年度で本校を退職される先生方の離任式も行いました。

本校に長くご勤務くださった先生が話をされていました。

「私が高木学園に最初に来たときには、体育館はこの場所ではなくて、もっと正門に近いところにありました。校舎もこの建物ではないものでした。制服も今のものではなく、私は3代の制服を見てきました。色々なことが当時から(38年の間に)変わりましたが、変わっていないこともあります。それは、学校に入ったら生徒の皆さんが明るく挨拶してくれるということ。生徒の皆さんの気質。こういうものは、ずっと変わらない高木の財産です。そういうものをぜひ大切にして欲しいです。」

その先生のお話に、非常に感じ入りました。私も初めて高木学園に来た14年前の4月に、この学校の生徒たちは、どうして初対面の私にこんなに挨拶してくれるんだろう?と疑問も感じたほどでした。歴代の卒業生の皆さん、先生たちが築いてきてくれた”良い財産・伝統”は、校名・校舎・制服が変わろうとも、今後もずっと大切にしていきたいと強く思います。そして、退職にあたってこのような話をしてくださった先生方に大変感謝しています。長い間お世話になり、本当にありがとうございました。