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18歳成年年齢引き下げ ~ 何が変わる?トラブルを防ぐには?
今日は両学部の3年生を対象に、「18歳成年年齢引き下げ」について、弁護士の先生にお話を頂きました。
2022年4月1日から、146年ぶりに民法で規定されている「成年」の年齢が引き下げられることになりました。4月2日以降、すでに18歳の誕生日を迎えている3年生は「成年」となります。
この成年年齢の引き下げによって、何が変わるのかを法律の専門家の先生に講義して頂きました。
今回の大きな変更点は
* (保護者の同意などがなくて)自分で契約ができるようになること
* 医師・薬剤師・公認会計士などの資格を取得することができるようになること
* 性別の変更審判を申し立てられるようになること
及び、女性の場合は
* 結婚できる年齢が18歳に引き上げられる(&男性と同じ年齢になる)こと
です。また、今回成年年齢が引き下げられても、20歳までできないこととして「飲酒」「喫煙」「公営ギャンブルへの参加」などがあげられます。
冒頭、私からもお伝えしましたが、上記のような「自由」を得ると同時に「責任」も負うことになる、特に「契約」に関しては本当に自分が納得して内容も全て理解したものについてのみ契約することにしないと、大変な思いをすることになるので注意して欲しい、と強く感じています。
そして、「契約」に関してのトラブルを防ぐために
① 契約する前:信頼できる人に相談すること
② 契約してしまった後: できるだけ速やかに188(消費者庁ホットライン)に電話して相談すること
を徹底して欲しいとのお話でした。
お金が絡んできたり、権利・条件が絡んできたり、と契約では大きなトラブルになる可能性があります。
皆さんにそうしたことで苦しんで欲しくないですので、ぜひ上記の太字部分をよく覚えておいてください。(そして、「今なら●●円」「無料キャンペーン」などと書かれていても、そのそばに豆粒のような小さな字で諸条件が書かれている場合なども多くあります。ぜひ契約の細かい条項も確実に確認するようにしてください!)