理事長・校長日記理事長・校長日記iグローバル部
英語で話すとき「間違いを恐れずに」 – Stanford e-Eiri
11月も最終週となりました。
今月の土曜日には、毎週に近いペースで”Stanford e-Eiri” (スタンフォード大学と本校をオンラインでつないで実施しているオリジナル講座)を実施しています。
iグローバル部2年生が参加しているのですが、世界のいろいろな問題の中で、生徒たち自身が気になるものについて取りあげて、さまざまな文献や資料を調べ、生徒たち自身が40分程度の授業を英語で行うというスタイルをとっています。
授業の中で聞き手の生徒たちにディスカッションを求める場面も多く、生徒たちはいつも英語で何かの表現をするように期待されています。
高校生が高校生に投げかける質問としては、相当高度ですよね・・・
日本語でさえも答えるのに窮してしまいそうです。
この講座に参加している生徒たちは当初、英語で何かを質問されると
「・・・」
と黙ってしまう生徒がとても多かったのですが、回を重ねるごとに英語で即答できる生徒が増えてきました。(その成長ぶりには驚きます!)
先日の講座の際に、スタンフォードの先生からも
「どうして貴女方は、英語でパッと答えられるようになったと感じていますか?」
と質問がありました。それに対してある生徒が
「この授業では”間違いを恐れないように”と、先生から言われたから、完璧でなくても話してみて良いんだと思った」
と答えていました。これは何もこの講座だけで必要なことではないと思います。Yang先生もおっしゃっていたように
“Unless you speak, people will not know you.” (あなたが発言しなければ、周りの人はあなたが存在して何かを考えているということを知り得ない)
これがグローバルな社会で生きて行くときの「共通認識」だと思います。とにかく完璧さ・正しさなどは重要ではないので、自らの考えを表明する。それが最も大切です。生徒の皆さんは、今後残り数回の講座でさらに堂々と英語で応対できるようになれると思います。期待しています!