もう最高～！な本『ハラヘリ読書』

秋は私にとっては1年でもっとも素晴らしい季節です。

なぜなら、私にとっての生きている喜びがぎゅっと凝縮されて楽しめる時期だから。

「読書の秋」「食欲の秋」！

そうです、本を読むことが大好きで、食べることも大大好きな私には、こんなに素晴らしい季節はそうはありません。

そのような私にとって、最高に楽しめる本に出逢ってしまいました。。。

それは、昨日校内をふと歩いていた時のこと。ワゴンに立てかけてあった本に目が釘付けに。（司書のH先生の選書とPOPがさらに最高すぎて！）

何となく

「ワゴンにある本を借りたら生徒のみんなに悪いかな～」

という若干の後ろめたさはあったものの・・・借りました！そして1日で読み終えて、本日返却。（ドヤ顔）

この本は基本は「マンガ」で、とにかく最高に面白い。作者の方が読んだ本の中で、食べ物に関する表記があるところを、面白く紹介してくれているのです。

例えば、森茉莉さん（森鴎外のお嬢さん）の『貧乏サヴァラン』という本の中で、筆者の森茉莉さんは独特の食べ物の表記をされているのだそうです。

グラニュウ糖、アイス・コオヒイ、トマト・ジュウス、シユウクリイム・・・

お嬢様ならではのエレガント表現だ、と分析したり

「シユウクリイムの粉砂糖は舌の上で、春の淡雪よりも早く溶けて・・・

卵黄と、牛乳と、ヴァニラの香（にお）いが唇一杯にひろがる滑らかなクリイムは・・・」

という森茉莉さんの文章により表現されたシユウクリイムは、通常のシュークリームとどのように違うのかを分析したりと・・・笑えます！

昨日電車の中で読んでいて、「あははー」と笑ってしまい、本当にマスクをしていて良かったなと思いました。

この本の中に出てくる、それぞれの本がとても興味深くて、早速また図書室で借りて来ましたよ↓

みなさんもぜひ読んでみてください。シュークリームとシユウクリイムの違いを味わってくださいね～。