ハラル認証から広がる世界～マレーシア修学旅行3日目～

マレーシア修学旅行3日目。

今日は「世界で（とくにマレーシアで）ビジネスを拡大している日本企業から学ぶ」一日でした。

今日の学びをまとめるならば、

“ハラル認証の先には、広大な市場が広がっている”

ということ、そして、日本企業はこれからますますこのイスラム圏という商圏に入っていくことができるかが重要、ということです。

今回訪問させていただいたのは、

＊　お好みソースでおなじみの「オタフクソース」さん

＊　マハティール元首相から直々に請われ、マレーシアに40年も前に進出した「イオン」さん

です。特に「オタフクソース」さんは、2016年にマレーシアに進出後、ビジネスを急拡大させていて、今まさに新工場を完成させるところでした。実はグループで訪問させて頂くのは、本校が初めて（！！！）ということで、マレーシアでの成長著しいオタフクソースさんの新工場訪問者第1号に！（感無量です）

日本で普段私たちが食べている「オタフクソース」には、イスラム教の人々が食べることのできない

＊　豚肉エキス

＊　お酒成分

が入っています。そのため、こうした材料を除いて他の材料で代用し、さらに製造過程などもイスラムの基準に従ったものにすることを、「ハラル対応」と言います。オタフクソースさんはそれをされ、今やビジネスのキーワードは

“Be a Global Halal seasoning company”　（ハラル対応した調味料のグローバル企業になる）

だそうです。

また、イオンさんも、40年前からマレーシアでビジネスを展開されていますが、日本からマレーシアに輸入している商品はまだ全体の10%程度とのこと。ハラル対応している日本からの商品がもっと増えれば、日本の商品がさらにこの国で売れる可能性があるとのお話を伺いました。

ハラル認証から広がる世界が、確実にあること、そしてこれから海外で仕事をするということは、こうしたマーケットに飛び込んでいくことだということを、身近な商品・店舗を通じて学ぶことができました。

生徒たちにとって大変貴重な機会になりました。

オタフクソース様、イオン様、お忙しい中本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます。