理事長・校長日記理事長・校長日記理事長・校長日記iグローバル部キャリア部
女性の自立
今日はある雑誌の取材がありました。その際に
「創立者・高木君先生は、明治時代にご自身で学校を創られたのですか?!女性の自立のための教育に、彼女をそれほどまでにつき動かしたものは何だったのでしょうね。」
と、取材してくださった方がおっしゃっていました。明治時代の社会で、経済的に恵まれた立場にいたわけでもない一人の女性が学校を創るということは、誰が見ても簡単ではないことですが、そこにものすごい熱意があったことは想像に難くありません。
話は変わりますが、先日、高大連携しているフェリス女学院大学さんからクリスマスカードを頂きました。開いてみると
キリスト教の学校らしい美しいカードが入っていました。なんだか普通の絵ではないと思ってよく見たところ、このカードは「押し葉」の上にイエス・キリストの絵が描かれている素敵な作品でした。カードに沿えられた説明を読むと、インドで貧しい女性たちがSEEDS-IndiaというNGOの支援を受け、菩提樹の押し葉に手書きしているものだそうです。静かな作品の中に、女性たちの自立したいという熱い想いが込められている気がしました。
日本では少し前まで、インドでは今もなお、女性が自立するということには高いハードルがあったかと思います。さまざまな人たちの努力によって、私たち女性もさまざまな機会を与えられるようになったということを、改めて感謝したいですし、さらに社会でさまざまな役割を果たしていきたいと感じます。
在校生の皆さんは、定期試験が終了し、少し時間に余裕ができる時期ですね。ぜひ自立した女性になるために、社会に目を向けて有意義に時間を過ごして行きましょう。