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人生の「棚卸」~独立自尊 2024年度3学期始業式 ~「研鑽」の2025年

本日から3学期が始まりました。

寒さも厳しく、インフルエンザや風邪が流行していますが、生徒たちの元気な姿を見ることができるのはやはり嬉しく安心します。

始業式では毎月のように”未来の女性リーダーのみなさん”に対してメッセージを伝えました。2025年初回の今日は

「独立自尊の人生を歩もう、そのためにも人生の棚卸を行おう」

ということをお話しました。

本学園の創立者、高木君先生は15歳の時に慶應義塾の創立者・福澤諭吉先生の講演に感銘を受け、女性のための学校を創ることを決意します。その福澤先生の”独立自尊”とはどのような意味なのかということについてみなさんにご紹介しました。

さらに、『学問のすすめ』の中で、福澤先生が

人生の棚卸

の重要性についても語っていることをみなさんに共有しました。

商売でこれからの方向性・進み方を考えるためにも持っている商品や原材料の量や状態を確認します。これを棚卸と言いますが、これと同じように、私たちも自分の人生を”商売、ビジネス”のようにとらえて、自分の能力や人格の状況などを定期的に確認すること、そのうえでその先の方向性を考えて行動することが大切というのが福澤先生の考えです。

人生の棚卸を定期的に行いながら、独立自尊の人生を歩んで欲しい

福澤先生に影響を受けて創られた本校の生徒のみなさんには、ぜひこのことをいつも意識して頂きたいと思います。

またその後、教職員のみなさんにも新年の挨拶を行いました。その時に話した内容を一部ご紹介します。

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新年明けましておめでとうございます。

昨年は、コロナ禍の影響がほぼ無くなった中で学校教育の「基本」をもう一度固めていくことを目標に掲げ、日々の教育を実践しました。

日々の授業だけでなく、体育祭、芸術鑑賞会、文化祭、修学旅行、クロスカントリー大会などの学校行事、海外の方との交流などでも「基本」を大事に、教育活動を再び強固にできたものが多くあったと思います。

生徒たちにも多くの場面で非常に活発に活動する姿が見られました。先生方の尽力に改めてお礼申し上げます。

そのような中で、昨年後半から、私たちの教育のレベルをより一層上げていこうという話もしているところです。仕事とは、つねに自らの質を確認してレベルアップをしていく必要があり、2025年は「研鑽」するということを目標にしたいと思います。研鑽とは、技能の上達をめざして努力を継続する、という意味です。

最近、私自身がこの「研鑽」の意義、その強さを感じたことがありました。それは自分がお客さんの立場で住む場所を探している時の経験から感じたことです。

つい最近、同じ不動産エージェントの方でも、こうも違うのかと驚いたことがありました。

こちらが希望するエリア・広さ・価格帯の物件をたくさん紹介するだけで終わりの不動産屋さんもいれば、私に本当に合う物件を見つけるために非常に丁寧に対応してくれるエージェントもいます。この方は、こちらが必要だと思った情報をいつも一歩上を行く形で、先読みして教えてくれます。

非常に精度が高い情報を教えてくれるので、その方にどうやって自身のサービスのレベルをあげているかを聞いてみたところ・・・

「会社で提供される任意参加のセミナーなども全て参加して自分で常に研鑽を積んでいます。自分は決して器用ではないから、こういう地道な積み重ねでお客さんの立場に立って少しでも有用なサービスを提供できればと思っています。」

とのことでした。

業種は違っても、仕事に向き合う姿勢としてとても学ぶべきところが多いと感銘を受けました。

2025年は教育の大事な部分について、「研鑽」を積む一年にして行きましょう。

本年もどうぞよろしくお願い致します。