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セブ島語学研修~フィリピンの子どもたちと交流~

フィリピン・セブ島での語学研修の一環として、土曜日にフィリピンの貧困層の子どもたちを支援する施設「Anya’s Home」を訪問しました。現地でNPO法人を立ち上げたAnyaさんによる日本語での講話を通じて、フィリピンの貧困問題について学びました。実際に子どもたちと触れ合い、彼らが住む地域を散策することで、現地のリアルな状況を直接肌で感じる貴重な機会となりました。

施設訪問では、本校の生徒1人に対して子ども1人が付き、自己紹介をしたり、お互いの国の言葉を教え合ったりしました。また、一緒にフィリピンの人気ファストフード店「Jollibee」のランチセットを食べ、楽しくゲームを行いました。日本の遊びとして縄跳びを紹介し、前夜にチームごとに練習を重ねた成果もあり、無事に子どもたちと一緒に楽しむことができました。

さらに、子どもたちが住む地域を散策し、日本では見ることのないような光景を目の当たりにしました。彼らの多くは十分な教育を受けていないため、お金の使い方を知らないことも多いそうです。また、一つの部屋に家族全員が暮らしていることが一般的で、寝ている間にゴキブリやネズミに顔をかまれ、腫れてしまうこともあると聞きました。このような厳しい生活環境を目の前にし、日本ではなかなか経験できない学びの多い時間となりました。

今回の訪問を通じて、語学学校の中で学ぶだけでなく、フィリピンの貧困層の現状を実際に目で見ることで、多くのことを考えさせられました。何よりも、子どもたちはとても人懐っこく、別れ際には「もっと一緒に遊びたかった」と名残惜しそうにする生徒の姿も見られました。また、いつもとは違いエアコンのない環境でとても暑かったのですが、生徒たちはそれを気にすることなく、子どもたちとの交流に夢中になっていました。この貴重な経験が、今後の学びや人生につながることを願っています。