理事長・校長日記
創立記念日を迎えて
9月16日は、学校法人 高木学園の創立記念日です。今から109年前の本日、この学園は女性の創立者・髙木君先生によって設立されました。
慶應義塾を設立した福澤諭吉先生のお話を横浜の開講記念会館で直接聞いた君先生が、
「これからの時代は、女性も学問を身につけて社会で役立つ存在にならなければならない。」
と強く感じ、女性が学ぶことのできる場所を自ら創ろうと決心しました。
明治時代には女性の活躍できる分野は今に比べて非常に限られていたため、君先生は当時の社会で女性が働ける可能性のある「裁縫」の教育に力を注ぎました。
それから109年の時間が経過し、社会と女性の生きる環境は大きく変わりました。現在、そして在校生のみなさんが大人になる頃は、社会のあらゆる分野で男性と同じように活躍することが期待されています。しかも、テクノロジーが進化した社会の中で「機械にはできないこと」を考えることや「機械を使いこなす」ことができる人となることが求められていきます。
そのような社会の変化やニーズをふまえて、皆さんがこれからの社会で役立つ女性となることができるように、本校の教育について改善を重ねて行きたいと改めて思う創立記念日なのです。