理事長・校長日記
山あり谷あり、それが商品開発
9月30日、10月1日の学園祭で、商業科2年マーケティングコースの生徒たちが企画開発中の商品(アロマグッズです)について、来場者の皆様にアンケートを取らせて頂きました。
「あなたがよく行くお店はどこですか?」「いくらだったら購入しても良いと思いますか?」などの質問だけでなく、
「この商品の名前・紹介としてふさわしいものはどれだと思いますか?」という商品のまさに生命ともいえる名前やサブタイトルをうかがう質問もありました。
生徒たちの中では「これだ!」と強く思う名前があり、それで商品化を進めたいと思っていたようなのですが・・・実は
その名前は誰かが商標登録していて、使用ができないようなのです
と、メーカーのご担当の方からご連絡をいただいたと聞きました。ショック・・・ですが、こういうことは商品開発には起こり得ることなのです。学校での仕事をする以前には、私も化粧品会社で商品開発の仕事をしていました。「こういう商品だから、名前は絶対コレだ!」と自分のひらめきにガッツポーズをしたものの、他の会社などがその名前の商標(その名前やマークなどを使ってよいという権利のこと)を持っていて、泣く泣く使用できなかったことは数えきれません。(会社では、何か新しい名前をつけたりマークを使ったりする際に、他の会社などがその言葉やマークに対する商標権を持っていないかを事前に調べて、(名前やマークなどを)つけてしまった後に問題がないように確認をします。)
ということで、生徒たちは再度名前を考えることになりますが、それもこれも含めて良い学びになると思っています。お客様の心にぐっとくる名前を、また考えましょう!